「ママに嫌われたくない!」

Titania

2011年01月27日 09:33

娘に言われた言葉です。





先日、娘が、自分の中のジレンマを抑えきれずに、

泣きながら言った言葉でした。





うちは、現在思春期で、

反抗期になっていいのに、

反抗期になっていません。















思春期は、

親の言うことを聞かないくらいの、

そんな反抗期になった方が良いのです。





それが、自我の確立の段階です。





親のクローンに育てる気が無ければ、

そうある事を、

反抗期を、

親は望んだ方が良いのです。















娘は、

幼い頃から、私の顔を窺う子だった。





でも、

悪い意味で言われる事も無く、

どちらかと言うと、

良いほうに言われることが多かった。





でも、私は引っ掛かっていた。





「ママが怒らないように!」

では無く、

「ママが喜ぶように!」

であっても、、、、

これは、

彼女の主軸が、

自分では無く、母親の私にフォーカスしているから。





「ママが大好き!」

嬉しい言葉だけれど、

執着しすぎていることは、危険だと感じていた。















今年に入って、

私は、娘に、何かある度に、

「自分で決めなさい!」

を、今までとはニュアンスを変えて言っている。





今までは、

「まず、自分はどうしたいのか?それを決めなさい。」

と促し、

結局は、私が許可を出して、決定となっていた。





それを、

今年からは、

「ママの許可を求めないで、自分で決めなさい。

あなたが決めたことに、ママは許可は出さないけれど、受け入れるから。」

と、

内容を変えたのだった。





予想はしていた。





娘の中でジレンマが起きるだろうと。。。。





そこで、たぶん、

爆発するだろうと。。。。





良い爆発だったとおもう。





まぁ、まだ、何度か爆発しないと、

彼女の中での調和は掴めないだろう。















色んなことを話した。





自分が、とっても嫌な子なんだと、

そう言い出した。

二重人格だと。。。。





例に出して話すには、

リアルな話でないと、それは説得力はない。





母である私の、

ずるくて汚い私の話。

意地悪で残忍な私の話。

色々な私自身の奥に潜むダークな部分。

そんな話を、正直に話した。





そんな私でも、

それでも、

こんなに自由に、

こんなに自然に、

こんなに豊かに、

こんなに穏やかに、

優しい気持ちで暮らせている理由を、

全て話した。





「あなたが思っている、あなたのどんなに汚い部分を見ても、

ママは、絶対に揺れないし、嫌いにもならない。」





そんな話をした。





「ただ、ママの苦手な事は、

自分の弱さや、自分のずるさを、

無い事にして、棚に上げて過ごしている人だけは、

どうしても受け入れられないことがある。

本当に意地悪な人でも、

その人が、そのことを自分で受け入れていて、素直であれば、

ママは楽しく一緒に過ごせるし、意外と好きにもなれるんだよ。」





と、

大人でも難しいだろうことだけど、そのことを話した。















「人に嫌われたくない!」





この思いで、苦しんで生きている人が、

本当に沢山居る。





ほとんどの人たちが、そうだろう。





でも、

「素」の、

「そのまま」の自分であった方が、

実は、

沢山の人と分かち合い仲良くなれるのだ。





やってみていないから、

やったことがないから、

怖くて出来ないだけ。





やってみて、

そう感じている私が言うのだから、

試してみる価値はあると思う。。。。のだけど、





どうでしょうか?





あなたは、あなたのままで良いのです。





意地悪でも、汚くても、ずるくても、

それさえ、

自分で棚に上げずに、キチンと受け入れていれば、

本当は、

「そのまんま」でいいんです。





「そのまま」のあなたを、まず受け入れてみませんか?






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