2013年02月24日

「梅の木」と「お祖父ちゃん」。

私は、何故か、「梅の木」が好きです。





平安の頃は、

花見といえば、梅の木だったとも聞いたことがあります。





私が梅が好きな理由は、

まず、たぶん、

自分のお誕生日の頃に、花が咲き始めることもあると思います。





そして、

枝ぶりが、横に伸ばしたりしてあしらってある、あの造形に、

美しさと言うか、

格好良さと言うか、

惚れ惚れするところがあるのです。





それは、私にとっては、

桜よりも、数段に美しく思えるのです。





それを、初めて見て思ったのは、

たぶん、お祖父ちゃんの庭で、だった気がします。





お祖父ちゃんは、

亡くなる数年前に、玄関に、蝋梅も植えていました。





それはそれは、とっても良い香りのする梅の花だったのです。





でも、

お祖父ちゃんが亡くなってから数年後に、

間違って、その蝋梅は切られてしまっていました。

そして、

何しろお祖父ちゃんが亡くなってから、

庭の梅の木も枯れてしまっていました。





梅の木が枯れたり、手折られた時に、

私は、

とっても寂しくなったのだった。





何だか、お祖父ちゃんの居た時のエネルギーが消えた気がして。。。。















こんな話をすると、

よっぽど私はお祖父ちゃん子だったのではないかと思われるでしょう。





でも、

事実は、真逆。

私は、

幼い頃は、お祖父ちゃんが怖くって、あんまり寄り付かなかったのです。

お祖母ちゃん子で、お祖母ちゃんにばかりくっついていました。





一度、お祖父ちゃんからの愛情を確認したくて、幼い頃に駄々を捏ねてみたが、

アッサリ、受け入れてもらえずに、

「あーー、やっぱりダメだったか。。。。」

と思ったことを、未だに覚えています。





高校の頃に、

お祖父ちゃんに簡単なバイトをさせてもらってお小遣いをもらっていたこともあったけど、

もう、その頃の私は、

可愛がってもらっていると言うよりは、

私が都合よく、お小遣いをもらえているだけの価値観しか無かったのでした。





お祖父ちゃんが亡くなる前に、ちょっとボケが始まった時も、

私は、どうして良いか分からずに怖かっただけでした。





そして、

亡くなった時、お葬式で、

私は、

何故だか泣いたのでした。

自分でも、何故泣くのかが不思議だったのでした。





その後、数年経って、

上記のような、

梅の木から、お祖父ちゃんを感じるような、そんな気持ちが湧き上がるようになったのでした。















今の私の解釈では、

たぶん、

お祖父ちゃんが生きていた時には、

お祖父ちゃんは、

父と母の結婚を反対したし、

父の独立の時も反対したらしい。





私の両親の結婚を反対したと言うことは、

私が生まれることを反対したことにも繋がっています。(出来ちゃった婚なのです)

その流れで、

お祖父ちゃんは、

私を、素直に可愛がることは出来なかったのでは無かったのだろうか?





そして、

そのまんま、どちらかと言うと、愛想の良い方では無いお祖父ちゃんは、

私との距離を埋められないままに、

そのまま過ごしていたのでは無かったのだろうか?





表立って可愛がられた覚えは無い。

でも、

今の私は、

お祖父ちゃんは、私を可愛いと思っていた気がするのです。





そして、

もしかしたら、

梅の木は、私のお誕生日と重ねて、好んでいてくれたのではないだろうか?





ま、勝手な憶測ですけどね。





でも、

そう思えるほどに、

家族の中で、私だけが、お祖父ちゃんの梅の木に執着していたのです。















人は、亡くなってからの方が、

残された側には、素直に、その人の残したものを受け取りやすい気がします。





ま、それも、

残された側に、深い恨みや感情が無ければの話かもしれません。

あれば、

素直に感じることは難しいから。





そして、

面白いことに、

お祖父ちゃんと、私の母は、血の繋がりは無いのに、

数秘術では同じ数字を多く持っています。

似ているようなのです。





そう考えると、

もしかしたら、

私には、母が生きている間には、母の愛情は理解しにくいのかもしれない。。。。

と、ふと思ったのでした。





いや、でも、

今、そこに気が付いたんだから、

理解出来る可能性は高くなっては来ているのではないだろうか。















2月になると、

いつも、

梅の木を見ながら、心が躍るのです。





何故か、満たされた、充足感を味わうのです。





そして、

お祖父ちゃんを思い出すのです。















同じカテゴリー(日々のつれづれ)の記事画像
疳の虫。
「やりたいこと」⇒「出来る?」「出来ない?」
「おめでとう!!!」
きっかけを自分で作る。
宣誓。宣言。誓い。
自分の為に。
同じカテゴリー(日々のつれづれ)の記事
 情報は、キチンと自分で調べるべし! (2018-11-05 11:53)
 何がしたいのか分からない。。。。 (2018-10-05 12:00)
 更年期と子宮内膜症。 (2017-09-01 13:55)
 結婚しました~! (2016-07-04 16:58)
 守られています。 (2016-06-23 13:20)
 新しいブログを作ったよ。 (2016-06-18 13:43)

Posted by Titania at 12:47│Comments(0)日々のつれづれ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。