2016年05月01日
熊本震災(記録)⑤
震災の後、
祖母は、毎日毎日泣き通しだったらしい。
(すぐ近所に叔母と住んでいます。)
ボケも進んで、とうとう私のことは自力では思い出すことも無くなっている。
ただ、
「あなたの孫ですよ~。笑」
と言うと、
「あら、そうですか~。笑」
と返ってくる。
性格が明るく邪気が少ないのが、こういう時には幸いするよなぁ。
父は、
去年、母が亡くなってから、多少ウツ傾向になっていた。
飲んでばかりいるので、酔っぱらっていると会話も最悪。
そんな中、この震災。
震災で一番大変な時、
私のパートナーも居たし、娘の彼氏も居た。
だから、父が何かをするとかの、そんなタイミングも無かったし、
それ以上に、
父は、もう呆然としていて、逃げる気力もなかったし、
何かを自らする気力もなくなっていた。
家の中が、次々と片付いて行く中、ただ父は居るだけ。
食事も飲み物も、全て、私たちがどうにか調達して準備する。
そんな中で、
たぶん、父は、ウツが進んでいる気がする。
毎日、毎日、朝から飲んでいる。
生きているのが嫌なんだと、何度か母が亡くなってからも聞かされていた。
それが、さらに増しているのだろう。
そんな父の姿が、私や娘には耐えられないで居る。
まだ、
娘は、切り替えが上手くは出来ている。
介護なのだと、そう思っているらしかった。
娘にとっては、大祖母ちゃんである、私の祖母と、同じように接している。
でも、
私には、まだそれが出来ない。
イライラして怒ってしまう。
去年、あることがあって、
「もう、介護だと思おう!」
と決めたのだが、
やっぱり日々の中では、そうも出来ずにイライラし出す。
まだ諦めが付かないでいる私が居るのだ。
私と娘は、それぞれのパートナーに、
そんな父の様子に気を使わせてしまっているのではないか?
と心配になる。
それによって、さらにイライラが増すのだ。
でも、先日、
私のパートナーに、
「お父さんに、もっと優しくしてあげなさい。」
と言われて、
ジレンマやら、色んなことを話して、若干喧嘩にもなったけど、
仲直りをして、
パートナーの優しさに甘えることにして、
父に優しく接するように努力していくことを決めた。
こんな震災の最中、
父も寂しいのだろうし、心細いのでもあるだろう。
そんな父を、
「シッカリして欲しい!」
とか、
「頼れる父で居て欲しい!」
とか、
心の奥にあるからこそ、
私は寂しかったり、悲しかったりして、それが怒りに変わっているのだろう。
そんな欲を、もう、止めてしまおうと思う。
「ちょっと早くなった介護」
そう思って、優しく父に接していこうと思う。
こんな震災で、
家族の中で、こんなことが起きるなんて、誰も予想しないよね。
震災に遭った方にしか分からない経験だ。
それも、同居とかしていないと経験しないことだろう。
祖母は、毎日毎日泣き通しだったらしい。
(すぐ近所に叔母と住んでいます。)
ボケも進んで、とうとう私のことは自力では思い出すことも無くなっている。
ただ、
「あなたの孫ですよ~。笑」
と言うと、
「あら、そうですか~。笑」
と返ってくる。
性格が明るく邪気が少ないのが、こういう時には幸いするよなぁ。
父は、
去年、母が亡くなってから、多少ウツ傾向になっていた。
飲んでばかりいるので、酔っぱらっていると会話も最悪。
そんな中、この震災。
震災で一番大変な時、
私のパートナーも居たし、娘の彼氏も居た。
だから、父が何かをするとかの、そんなタイミングも無かったし、
それ以上に、
父は、もう呆然としていて、逃げる気力もなかったし、
何かを自らする気力もなくなっていた。
家の中が、次々と片付いて行く中、ただ父は居るだけ。
食事も飲み物も、全て、私たちがどうにか調達して準備する。
そんな中で、
たぶん、父は、ウツが進んでいる気がする。
毎日、毎日、朝から飲んでいる。
生きているのが嫌なんだと、何度か母が亡くなってからも聞かされていた。
それが、さらに増しているのだろう。
そんな父の姿が、私や娘には耐えられないで居る。
まだ、
娘は、切り替えが上手くは出来ている。
介護なのだと、そう思っているらしかった。
娘にとっては、大祖母ちゃんである、私の祖母と、同じように接している。
でも、
私には、まだそれが出来ない。
イライラして怒ってしまう。
去年、あることがあって、
「もう、介護だと思おう!」
と決めたのだが、
やっぱり日々の中では、そうも出来ずにイライラし出す。
まだ諦めが付かないでいる私が居るのだ。
私と娘は、それぞれのパートナーに、
そんな父の様子に気を使わせてしまっているのではないか?
と心配になる。
それによって、さらにイライラが増すのだ。
でも、先日、
私のパートナーに、
「お父さんに、もっと優しくしてあげなさい。」
と言われて、
ジレンマやら、色んなことを話して、若干喧嘩にもなったけど、
仲直りをして、
パートナーの優しさに甘えることにして、
父に優しく接するように努力していくことを決めた。
こんな震災の最中、
父も寂しいのだろうし、心細いのでもあるだろう。
そんな父を、
「シッカリして欲しい!」
とか、
「頼れる父で居て欲しい!」
とか、
心の奥にあるからこそ、
私は寂しかったり、悲しかったりして、それが怒りに変わっているのだろう。
そんな欲を、もう、止めてしまおうと思う。
「ちょっと早くなった介護」
そう思って、優しく父に接していこうと思う。
こんな震災で、
家族の中で、こんなことが起きるなんて、誰も予想しないよね。
震災に遭った方にしか分からない経験だ。
それも、同居とかしていないと経験しないことだろう。
Posted by Titania at 10:43│Comments(0)
│日々のつれづれ
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